東京都板橋区学校栄養士研修会で「味覚の授業」

東京都板橋区の公立小学校は53校、中学校は23校あり、全児童・生徒は約30,800人です。8月6日には学校栄養士研修会が開かれ、研修テーマである「味覚の授業」に合わせて学習院女子大学フードコンシャスネス実行委員会が講習を実施。会場となった板橋区立志村第一小学校(矢崎良明校長)の家庭科室に集まった同区の学校栄養士29名に、「食を意識する教育」の重要性を実感していただきました。

 

当日の講習内容は、「フードコンシャスネスには、好奇心・観察力・想像力を養う、自ら悟るといった、教育の原点ともいえる側面がある」という江口泰広運営委員長の講義に始まり、五感力の判定など実際の授業に応用可能なアクティビティを通して、参加者自らが"生徒"の立場を体験。「濃度を変えた甘味や塩味の実験は、高学年が面白がると思う」「授業に応用できそう」など、教育現場での広がりが期待されました。(学習院女子大学フードコンシャスネス実行委員会)

  • 「食は生きる文化遺産。学校栄養士である皆さんは、授業や給食を通して、その意義や価値を直接子どもたちに伝えていらっしゃる文化の継承者。応援したい」と、江口運営委員長。
  • 「食は生きる文化遺産。学校栄養士である皆さんは、授業や給食を通して、その意義や価値を直接子どもたちに伝えていらっしゃる文化の継承者。応援したい」と、江口運営委員長。

  • 「コーヒーが好きな人はカフェインの苦味に対する閾値が低いのではないか」など、気づきを発表。「ビールとコーヒーの苦味は違うことがわかった」というユニークな意見も。
  • 「コーヒーが好きな人はカフェインの苦味に対する閾値が低いのではないか」など、気づきを発表。「ビールとコーヒーの苦味は違うことがわかった」というユニークな意見も。。

  • ブラックボックスに仕込んだ10種類の野菜や果物の、種類はもちろん、色まで見事に当てた板橋第一小学校の矢口希一郎栄養士に、会場は拍手喝采。実行委員も脱帽だった。

  • ブラックボックスに仕込んだ10種類の野菜や果物の、種類はもちろん、色まで見事に当てた板橋第一小学校の矢口希一郎栄養士に、会場は拍手喝采。実行委員も脱帽だった。
  • アクティビティごとにグループ内で意見交換する。「今の子どもたちは五感の中でも嗅覚が最も劣っている」という江口実行委員長に、参加者もうなずく。

  • アクティビティごとにグループ内で意見交換する。「今の子どもたちは五感の中でも嗅覚が最も劣っている」という江口実行委員長に、参加者もうなずく。

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  • 基本5味の判定では、全問正解者がなんと7人も。「試料の濃度を非常に薄くした、ハイレベルのテイスティングにもかかわらず」と、品川実行委員長も板橋区学校栄養士の実力に驚いた。
  • 基本5味の判定では、全問正解者がなんと7人も。「試料の濃度を非常に薄くした、ハイレベルのテイスティングにもかかわらず」と、品川実行委員長も板橋区学校栄養士の実力に驚いた。

  • 「間違いを口にできない教育、不正解を許さない教育には、疑問を感じる」と品川実行委員長。その点、フードコンシャスネスを始めとする感覚教育には正否の強要がない。
  • 「"間違い"を口にできない教育、不正解を許さない教育には、疑問を感じる」と品川実行委員長。その点、フードコンシャスネスを始めとする感覚教育には正否の強要がない。

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