イタリア味覚教育センターとの協力体制

2011年10月、学習院女子大学とイタリア味覚教育センターは、食教育研究における交流・協力に関する協定に合意。これにより、本学の産官学連携食教育プロジェクト〈Project for Food Consciousness〉における日伊協力体制が整い、今後、共同研究に着手することも可能となりました。

同センターが開発・推進している「食と感覚の教育事業」(A Scuola Con Gusto ア・スクオラ・コングスト※1)は、児童のみならず保護者・学校教職員・地元生産者をも巻き込んだ持続可能な食教育事業として、各国の注目を集めています。本プロジェクトの実働組織である学習院女子大学フードコンシャスネス実行委員会は、シンポジウムやセミナーの開催を通じ、同センターの実践事例を広く紹介するとともに、「食を意識する教育」のあり方を、教育・生産・製造・販売にかかわる様々な方々と共に考えてまいります。

※1「おいしい学校」(A Scuola Con Gusto)は、イタリア味覚教育センターが開発した中心的な教育事業のひとつ。

Project for Food Consciousnessが推進する主な事業内容

  • 教育現場における「味覚教育教師」の養成
  • 学生のための「体験型食と感覚の授業」の開発
  • 先生と保護者のための「食と感覚の授業」の開発
  • 学校菜園プロジェクトの推奨
  • 季節の作物と郷土料理の学校給食への導入
  • 作物の納入および学生の訪問が可能な地元生産者ネットワークの構築
  • 食物と食文化に関する教材の配布
  • 食・農・環境に関するシンポジウム、講演会、ワークショップの開催

イタリア味覚教育センターとは

イタリアはトスカーナ州プラート市に本部を置く教育機関であり、正式名称はAssociazione Centro di Formazione, Ricerca e Comunicazione sull'Educazione Sensoriale, Alimentare e del Gusto (通称「味覚教育センター」Centro Educazione del Gusto)。代表のアレッサンドロ・ヴェントゥーリ氏は、スローフード協会の創設時からのメンバーであり、1998年より2006年まで、同協会で味覚教育プロジェクトの責任者、2007年よりイタリア政府教育省の認定教育機関であるイタリア味覚教育センターの代表となり、これまでに「味覚教育教師養成コース」の修了者12,000人以上を輩出しています。

同センターの活動については、『味覚の学校~A SCUOLA con GUSTO~』(イタリア味覚教育センター、学習院女子大学講師・中野美季共著、木楽舎・2625円)も併せてご覧ください。

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※2「味覚教育教師」とは、同センターの規定プログラムを修了し、食および味覚に関する授業の実践が可能と認められた教職員のこと。同国では学級担任ほか、算・国・理・社・音楽・家庭科などの専科教職員、学校給食栄養士など、様々な学校関係者が、味覚教育教師となっている。

  • トスカーナ州プラート市郊外にある本部

  • 代表アレッサンドロ・ヴェントゥーリ氏

  • 「味覚教育教師養成部門」責任者、ルイーザ・ペリス氏

  • 同センターが推進しているイタリア国内の味覚教育プロジェクト(緑の点)

  • 児童のための授業「野菜当てゲーム」

  • 保護者と先生のための「食と感覚の授業」

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