福島学院大学附属幼稚園で「フードコンシャスネス体験学習会」を実施

5月27日、福島県福島市の福島学院大学附属幼稚園にて、在園児の保護者を対象とした講演会と〈卒園生とその親子に贈る「フードコンシャスネス体験」〉と題する体験学習会を実施しました。

 

午前の講演会「フードコンシャスネス~食を意識する~」は、江口泰広運営委員長がフードコンシャスネスの意義を、品川明実行委員長が味覚教育や「4つの心」について解説。会場に詰めかけた父母の関心を集めました。

また、午後は、同幼稚園をこの春卒園した小学1年生とその保護者33組約80名を対象に、「感覚と味覚のワークショップ」を開催。品川実行委員長が講師を、楠野恭巳委員(学習院女子大学院生)がアシスタントを務め、基本5味のテイスティングをはじめ、ブラックボックスなどを使用した感覚ラボラトリーの体験を通して、ふだんの生活や学校の勉強で忘れられがちな「五感」を再確認し、「食べる」ことから創造の世界を広げることの重要性を強調しました。

以下、同幼稚園の教諭一同から寄せられた感想をあわせて報告します。(江口泰広)

講演会について

食に対する意識を改革させられるような講演会でした。中でも「食卓を囲んだ時の大人の意識の持ちようで、子どもの食に対する受け止め方、考え方は大きく変わる」というお話への反響は大きく、さっそく家庭で実践された方が多かったようです。父親からの「親の言葉かけひとつで、子どもの言葉や考える視点が変わるのが面白いですね。食事を通して豊かな考え方ができるように、親も意識していきたい」といった感想も聞かれました。

 

現代の大人自身に、食に対する経験が不足していように感じられます。私たちも教育者として、園児が五感を使って学べるように、食を様々な視点からとらえて投げかけていくと同時に、子どもたちの素直な反応を受容し伸ばしていくことに力を入れていきたいと思いました。

体験学習会について

身近な食べ物を手・鼻・耳・目・舌を使って感じ、想像し、親子で考える2時間の体験学習会は、1年生にとって長時間であったのにもかかわらず、「あっという間だった!」といった声が多く寄せられました。親子の間で弾む会話、子どもが考える姿をじっくり待つ保護者の姿を見て、家族でひとつのことに取り組むことの楽しさが伝わってきました。毎日何気なく口にしている食べ物の成り立ちや食事のマナーについても、新たに知る面がありました。

 

子どもの言葉に品川先生が肯定的に耳を傾けることによって、子どもたちが生き生きと発言する様子を拝見し、私たちも保育に生かしたいと感じました。

  • 午前の講演会で「フードコンシャスネス」の意義を解説する江口運営委員長。会場の福島学院大学宮代キャンパス内カーサフローラ「千葉記念ホール」には、大勢の保護者が詰めかけた。
  • 午前の講演会で「フードコンシャスネス」の意義を解説する江口運営委員長。会場の福島学院大学宮代キャンパス内カーサフローラ「千葉記念ホール」には、大勢の保護者が詰めかけた。

  • 福島学院大学附属幼稚園の教室に集まった33組の親子に「こんにちは!」。同幼稚園の教諭は事前に学習院女子大学を訪れ、フードコンシャスネスに関するレクチャーを受けており、非常に熱心。
  • 福島学院大学附属幼稚園の教室に集まった33組の親子に「こんにちは!」。同幼稚園の教諭は事前に学習院女子大学を訪れ、フードコンシャスネスに関するレクチャーを受けており、非常に熱心。

  • 品川実行委員長の「筒を振ると、どんな音がするかな?」という問いかけに、あちこちから手があがる。聴覚の不思議を楽しむアクティビティ。

  • 品川実行委員長の「筒を振ると、どんな音がするかな?」という問いかけに、あちこちから手があがる。聴覚の不思議を楽しむアクティビティ。
  • 同じ音を聞いても、子どもの表現と大人の表現は違う。午前の講演会、午後の体験学習会の、どちらにもお父さんの姿が多く見られ、親子の会話が弾んでいた

  • 同じ音を聞いても、子どもの表現と大人の表現は違う。午前の講演会、午後の体験学習会の、どちらにもお父さんの姿が多く見られ、親子の会話が弾んでいた

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